落語漬け

eijyo2005-07-17

 明日も休みなので、一度、やってみたかった事を決行! 朝、昼、晩と3回、落語を聴いた。
 朝はいつもの鈴本早朝寄席。少し早めに9時半に家を出て、不忍池の蓮の花をゆっくり観賞。紫陽花は枯れてきたが、赤い花も緑の葉も、蓮は今が盛り。
 落語協会(http://www.rakugo-kyokai.or.jp/)の二ツ目が自主運営する会で、タイガー&ドラゴン効果で、早朝にもかかわらず100名近い入り。
柳家小太郎「蛙茶番」(歌舞伎の番人が、赤い褌をしめわすれて・・・)
・三遊亭天どん「釜泥」(石川五右衛門の弟子が釜を盗んで・・・)
・入船亭扇里「藁人形」(千住の女郎が、客から20両をだまし取って・・・)
・三遊亭金翔「道具屋」(与太郎が道具屋を始めるが、まともな品物は一つもない。)
 sarumaruさんもお誘いして聴いたが、小太郎は朝っぱら下ネタ。小学生がゲラゲラ笑っていた。天どんも相変わらずの「崩し」が楽しい。【写真】は終了後の根多板。
 昼は、上野アメ横の隠れ家的中華「新東洋」へ。
  
 1時40分、久々に黒門亭へ。2ヶ月振りくらいだろうか。本物の三味線と太鼓、そして拡声器ナシで落語が聴ける「落語ファン 秘密の隠れ家」である。20分ほど前に入ったが、壁際の席はほぼ満員。横壁をかろうじて確保。前座が大きな声で、小話をやった後、真打ち登場。
・橘家仲蔵「皿屋敷」(番町皿屋敷、お菊の幽霊が1枚、2枚、・・・)
春風亭正朝船徳」(若旦那が船頭になって、お客は大迷惑)
林家時蔵「馬のす」(馬のしっぽの毛を釣り糸に)
・三遊亭小田原丈「茶の湯」(ご隠居が見よう見真似で茶の湯を始めて・・・)
 黒門亭7月のネタ出しは、「皿屋敷(お菊の皿)」が3回、「船徳」と「青菜」が2回。正朝の「船徳」は流石。こうなると、清々しい「青菜」や、残暑べったりの「夏の医者」なども聴きたくなった。
  
 4時15分に終了し、次の「小ゑん、喜多八 試作品」が5時からなので、残ろうかと思ったが、掃除が始まったので、一旦、外に出た。秋葉原の電気街までサイクリングして、5時15分前に落語協会の2階に再入場。東京かわら版(http://www.tokyo-kawaraban.net/)に6時と書いてあるとのことで、小ゑん師匠、喜多八師匠が40分ほど二人で漫談。
柳家小ゑん「青菜」(植木屋さんが縁側で清酒、鯉こくそして青菜を頂戴し、・・・)
柳家喜多八「長短」(短気と気長な二人がキセルで煙草を吸って・・・)
柳家小ゑん「銀河の恋の物語」(物干し台の七夕飾りから、織姫と彦星の世界へ)
柳家喜多八「三味線栗毛」(自分が大名になったら、按摩を検校に)
 やはり、この二人は面白い。小ゑん師匠が「植木屋さん・・・」と話し始めたので、「
おぅ青菜だ!」と思わずタイガー&ドラゴンのノリで、呟いてしまった。
 7時45分終了、朝(1時間半)、昼(2時間15分)、夜(2時間45分)、たっぷり落語を楽しんだ。