渋谷のストリート・ミュージック

 休日の渋谷に行くのは面倒だが、実は、N響以外に楽しみを見つけた。放送センターと代々木体育館の間の広い歩道にストリート・ミュージシャンがたむろしており、音楽やダンスを見せてくれる。クラシック・オンリーのN響ファンには不評のようだが、私のように音楽何でもゴザレ派は、おもちゃ箱をひっくり返したようでとても面白い。高校生のロックバンド、小さなステレオ・カセットを拡声器にして歌う男女など、みんな生き生きしている。CDを売ったり、コンサートのチラシを配ったりしているが、デビュー直前のバンドなどもいるようだ。
 7番の興奮冷めやらぬまま、夕暮れの街に出たら、彼らの音楽が飛び込んできた。その中で、一瞬聞いた神川圭司というニール・ヤングのように痩せて背の高い人の曲が耳に残った。4人のバンドで、女の子がピアニカを吹いていたが、いい味を出していた。500円のCDを買った。
http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Kouen/1610/
 今、そのCDを聞きながら書いているが「Wish-for K&M wedding」や「日は昇る」などが気に入った。
 落語も二ツ目ばかり聞いているが、未完成で荒削りなものの中から、自分の好みを見つけるのは、楽しい作業である。