グーグル(Google)を読み解く

eijyo2005-12-09

 Googleの存在がとても気になる。以下の通り、何回かブログに書いたが、先日「Google なぜグーグルは創業6年で世界企業になったか」(2004年12月、毎日コミュニケーションズ)という本を読んだ。
http://d.hatena.ne.jp/eijyo/20051122
http://d.hatena.ne.jp/eijyo/20051121
http://d.hatena.ne.jp/eijyo/20051028
http://d.hatena.ne.jp/eijyo/20050723
  
・21世紀最大の大型上場 売り出し価格85ドル(現在410ドル、MSは28ドル)
・エネルギーとオーラに満ちたマウンテンヴューのキャンパス
Googolという10の100乗からのネーミング(宇宙全体の素粒子の数は10の74乗)
・最初の10万ドルの出資者はサン(Sun)のアンディー・ベクトルハイム
・全世界で10万台のGFS(Google File System) http://labs.google.com/papers/gfs-sosp2003.pdf
 http://d.hatena.ne.jp/eijyo/20050203で2万台とご紹介したが、2、3年で5倍に増えたことになる。GFSこそが、Googleの技術の核心で、世界中のネットユーザが、いくらググっても0.5秒以内に応答する仕組みを1Uの廉価サーバを組み合わせて構築した技術は、今後、誰も追いつけないと思う。
 10数年前、「マイクロソフトのソフトウェア開発力には、今後、誰も追いつけない」と感じたが、インターネットの世界では、サーバ・システムの構築力がとても重要である。
  
 いちばん共感を持ったのは、技術者が自分の技術やアイデアを伸ばすための環境作り。美味しい食事、頭を切り替えるスポーツ、そして、2ヶ月間、30から80人での面接!
 同じ職場の誰もが納得する人だけを採用するとのこと。とても重要なことだと思う。