ラリー・エリソンの「技術革新と企業買収」

eijyo2006-03-02

 有楽町の東京国際フォーラムで、Oracle World 2006がスタートした。朝から基調講演を聴いたが、定員5012名のホールAが2階の後部座席を除いて満員。4000人近い入りだと思う。
http://www.oracleopenworld.jp/
 自宅が「桂離宮のコピー」という日本文化好きのラリーさんらしく、能の鼓や笛の音からスタート。新宅社長の挨拶のあと、ラリー・エリソンさんが登場。一昨年、ERPのピープル・ソフト(http://www.peoplesoft.co.jp/jp/jp/index.jsp)の買収で話題をまいたが、CRM最大手のシーベルも買収し、HCM、HRM(人材管理)、CRM(顧客管理)、ERP(企業資源管理)などのミドルウェアを続々とグループ化している。
 「InnovationとM&A」という言葉を頻繁に使っていたが、「技術革新と企業買収」がラリーさんの最近の興味のようだ。
  
 デモンストレーションでは、Oracle Secure Enterprise SearchというGoogleと同じUIの企業内検索エンジンを紹介していた。特徴は「アクセス権」。権限がなければ、見えない仕組みになっている。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/USNEWS/20060303/231636/
  
 ネットで事前登録した際に、「ただいま264ポイント」と表示された。何かな?と思ったら、会場でEdyに264円加算してもらった。それとhttp://www.oracleopenworld.jp/には、大画面でサクサク動く当日の講演ビデオが載っている。このあたり、オラクル・サーバの面目躍如である。