佐助さんの芝浜

 早朝寄席、先週はつくし、あし歌などが出た。つくしは川柳川柳(かわやなぎ せんりゅう)に弟子入りするだけでも、勇気ある女性だと思う。いつもの若い男女を描いた新作。あし歌は二回目だが、初回の印象が強く、童顔とは裏腹に、腹の据わった芸人である。
 今日は栄助、才紫、風車、佐助が登場。才紫の人なつっこいキャラは昔から好きだったし、風車の土臭い田舎と佐助の洗練された江戸風情の対比が面白い。
 最近、五街道(柳家)一門の喜助と佐助の人気が高く、喜助は来春真打になる。佐助は若手で人情話をやらせたら右に出るものがいない。演劇界から落語界に入ったようだが、一人芝居と同じノリで、次々と大作をものにしている。
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 芝浜は、夫婦の愛情と賢妻を描いたもので、出だし、楽屋で何かあったのか、不安定な話しぶりだったが、徐々に調子が上がっていき、約30分、みっちり聞かせててくれた。
 来週は駒七に期待。