こぶ平は立派!

 小雨の中、黒門亭林家こぶ平を聞きに行った。12:30開場、13:00開演なので、余裕をみて12:15に行ったら「これで最後にしよう」という朝太さんの声。ラスト40人目で座布団にありついた。
 好きな「二番煎じ」を金時が熱演し、これで800円の元は取れたので、こぶ平は期待せずに待つことにした。しかし、最初の「ぞろぞろ」では、父三平の「ドーモすいません」も飛び出し、とても面白かった。
 すい平を間に挟んで、二席目は「四段目」。歌舞伎の勉強もしっかり行い、見得の切り方も堂に入っていた。ご存知の優しさを残したまま、風格も出てきたので、来年の林家正蔵襲名が楽しみである。
 それにしても、すい平は情けない。落語がやれない落語家が、なぜ来年真打になるのかサッパリ判らない。