山下憲治さんのBlog

eijyo2004-12-13

 10月29日から、はてなダイアリーをつけ始め、ほぼ毎日、続けている。Web上の日記サイトを知ったのは1997年ごろだったと思う。日記ポータルというものをYahoo! Internet Guide誌で知り、そこから様々な日記を覗いたのだが、妙なサイトが多く、好きにはなれなかった。
 1999年に山下さんから日記を書き始めたとの案内をもらい、訪れてみたら、流石、雑誌編集者。朝の1時間で意見がうまくまとまっている。
http://home.impress.co.jp/staff/ken/
 こんなサイトを自分でも作ってみたいと思っていたが、Blogブームのお陰で5年後に実現することができた。
  
 山下さんは、インプレスで入門書「できるシリーズ」やメールマガジンWatchシリーズ」などを企画、推進された方である。
 山下さんとは、彼がアスキーに新入社員で入ったころ、日本語版MSJ(マイクロソフト システムズ ジャーナル)に「かな漢字変換」の執筆依頼をもらい、社員の大友くんに「Romantic」という洒落たタイトルで、ローマ字変換Windows版ソースプログラムとその解説を書いてもらったのが、出会いである。
 1995年春のコムデックスでは、アトランタCNNセンター内の中華料理屋でインターネットの威力などについて語り合った。その時、彼はアップルのQuickTakeという、デジカメのはしりを使って、写真を毎日、impress.comに送っていた。以下のレポートの「地球は小さい」にちょっと書いた。
http://www.est.co.jp/ks/tabi/9504cmdx.htm
 1999年には電子書籍コンソーシアムに参加され、部会などでご一緒した。
 とても落ち着いた、優しい、思いやりのある方だった。私よりも10数歳年下だが、インターネットについての考え方など、いろいろ影響を受けた。
  
 彼のBlog、1998年から2000年にかけて、20数回で終わっている。2000年7月に亡くなられたからである。享年35歳。亡くなられたときに、できるシリーズの著者の皆さんに声をかけて、追悼ホームページを作ろうとしたが果たせなかった。ご冥福をお祈りすると共に、思い出を綴ってみた。
  
 追悼HPをいくつかご紹介する。
メールマガジンの父、山下憲治氏を偲ぶフォーラム
http://ascii24.com/news/i/topi/article/2000/07/25/610374-000.html
・四家さんの追悼文 (リンク切れ)
http://ad.impress.co.jp/staff/shike/ken.html
・島住み雑記
http://www2b.biglobe.ne.jp/~kanemori/zakki-yamashita.htm
・日本で最初の商用メルマガを作った人
http://blog.mita.minato.tokyo.jp/archives/2005/10/post_236.html